引っかき試験器
接着不良による仕上材の剥がれを追放!

セット内容 |
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①引っかき試験器本体 ②フラッシュルーペ ③クラックスケール ④取扱説明書 ⑤専用ケース |
引っかき試験器の特長
特長
下地コンクリート表面を引っかいた際に生じた傷幅(ハゼ幅)を測定し、コンクリート表面の強度を測定します。 施工するにあたり、付着障害の原因となる表面の脆弱層の確認を簡単に判定する試験器で、タバコ大の大きさです。
引っかき試験器の試験方法
本試験方法は、コンクリート表面に一定の荷重をかけて引っかき傷をつけ、その傷幅からコンクリートの圧縮強度を推定する試験方法であり、使用セメント、水 セメント比、材齢の影響は小さくなります。
本試験方法によれば、構造体コンクリート及び強度試験用供試体について、任意に圧縮強度の推定が可能であり、
1.脱型時期の判定
2.表面強度の評価
3.表面劣化の定量化
に適用することができます。
引っかき試験器は、日本建築仕上学会材料性能評価委員会塗り床材料性能ワーキンググループにより開発され、現在、日本塗り床工業会の認定品として市販さ れています。この試験器は個人差がなく一定の角度と荷重でコンクリート面にひっかき傷をつけられる簡易な試験器です。
①
引っかき試験器を下地表面に押し付け、棒状のものにそって10cm程度引っかきます。

②
引っかき試験器に設置されたトガリピンが、下地表面に引っかきキズを付けます。

③
下地表面に付いたキズ幅、ハゼの状態をクラックスケールやフラッシュルーペにより計測し、付属の判定表に基いて、下地表面硬度を測定します。

判定方法

判定について
①
1.0kgは連続でハゼが発生している。
(判定)測定値は最大幅0.9mm
表面強度が弱い

②
1.0kgは所々でハゼが発生している。
(判定)測定値は最大幅0.7mm
多少の脆弱性がある

③
1.0kgは傷幅に多少のムラがある。
(判定)測定値は最大幅0.5mm
表面強度がある

④
1.0kgは滑り傷後がついた状態。
(判定)測定値は最大幅0.2mm
充分な表面強度がある

傷跡にクラックスケールを合わせて、傷幅の測定をする。
目視で確認できないときは、フラッシュルーペで確認する。
